車両整備や車検をバス会社自体がやっているって本当ですか?

2016年01月11日

車両整備や車検をバス会社自体がやっているって本当ですか?

車両整備や車検をバス会社自体がやっているって本当ですか?

多くの人々を乗せて走るバスには、その事業使命として短いスパンでの車両整備が必要になります。そのため多くのバス会社は自前の整備工場で点検と車検を行っています。

自動車には「点検」と「車検」が必要です

私たちの体も自動車の車両も、日々頑張って動いていれば必ずどこかに故障が生じてきます。そんな時、私たちは自らの意思で病院に行くなどして対処できるのですが、機械である自動車はそうもいきません。ですから自動車には定期的な点検整備が義務付けられていて、これを「定期点検」もしくは「法定点検」と呼びます。さらに車両の構造や装置などが保安基準に適合しているかどうかの継続検査も一定期間ごとに受ける必要があります。これが「車検(自動車検査登録制度)」です。

事業用車両の消耗や劣化は早いですから

自家用の普通乗用車であれば定期点検は12ヶ月ごと、車検は24ヶ月ごと(初回は36ヶ月後)と定められています。しかし、路線バスなどの事業用車両の定期点検は3ヶ月ごと、車検は12ヶ月ごとと短くなっています。働く車は部品の消耗や劣化が普通乗用車よりも早いと考えられるからですね。

路線バスや観光バスなども事業用車両ですから、この短いスパンでの点検と車検が繰り返されます。そして多くの乗客の方々の命を守り、故障による運休などで公共交通としての使命を果たせなくならないように、定期点検よりさらに短いスパン(1ヶ月~1ヶ月半程度)での「自主点検」も欠かせません。バス会社はこれらの点検と車検を保有する全ての車両に対して行うことになります。

自前の整備工場でリアルタイムの整備!

そのため、多くのバス会社は自社もしくは関連会社で自動車整備工場を持ち、頻繁に行われる保有車両の整備、点検、車検を行っています。大規模な専用整備工場ではなくても、営業所の車庫にある整備工場で、その営業所に配置されている車両の点検や車検などを行うことは決して珍しいことではありません。こうすることでリアルタイムの整備が可能になり、計画的なメンテナンスで事前に故障を防ぐ「予防整備」が徹底できるのです。

自社以外の車両も引き受けてくれます

ちなみに大手のバス会社では、自社が持つ自動車整備工場の設備と人材を有効活用して売上増加にもつながるように、地元のタクシー業者や運送業者の車両、一般ユーザーの乗用車などの点検と車検も引き受けていたりします。東京都大田区にある「はとバス」の整備工場などは、点検や車検から板金、塗装まで対応してくれます。安全性と快適性を求められるバス車両の整備で培った技術には確かなものがありますから、皆さんの愛車もしっかりと整備してくれると思いますよ。