「スクールバス」ってなんでしょう?

2016年05月02日

「スクールバス」ってなんでしょう?

「スクールバス」ってなんでしょう?

バスには路線バスや観光バス以外にもいろいろなものがあります。「スクールバス」もそのひとつですね。誰もが知っているスクールバスですが、ここでもう一度おさらいしてみましょう。

「スクールバス」とは

「スクールバス」とはその名の通り、「学校」を運営している学校法人などの団体が、生徒の通学の便宜を図るために運行するバスのことです。この場合の「学校」とは、保育所、幼稚園、公立の小学校および中学校、最寄りの駅から距離のある私立学校、特別支援学校、外国人学校などのいわゆる「学校」だけでなく、フィットネスクラブやスイミングスクールなどのスポーツ教室、自動車教習所、学習塾なども含まれます。

一般的には通学圏の広い幼稚園や私立学校で運行されることが多いのですが、過疎化によって学校が少なくなった地方の山間部などでは、自治体が運行主体となって公立小中学校用のスクールバスを走らせています。

路線バス事業者が運行する「通学バス(学バス)」

スクールバスはその学校に通う生徒のための乗り物ですから、基本的に学校関係者以外の利用はできません。運行ルートや時刻表、バスが停まる場所なども外部には公表されないのが普通です。ただし、路線バス事業者が学校と最寄駅の間に通学向けのバスを運行する場合もあります。

東京都交通局が運営する都営バスには、東京大学、早稲田大学、日本女子大学などの学生数の多い大学とJRの主要駅を結んだ「通学バス(学バス)」があり、一般系統の運賃よりも30円ほど安く利用することができるようになっています。学バスは普通の路線バスであって、学校が運行するスクールバスとは別物ですから、学校関係者以外の人の利用も可能です。もちろん誰でも割引運賃で乗れますよ。

日本で最初のスクールバス

ところで日本で最初にスクールバスが運行されたのは、いつ、どこでなのでしょうか? おそらくそれは1935年(昭和10年)の旧制神戸商業大学(現・国立神戸大学)だと言われています。神戸商業大学はその前年から校地を六甲台へ移転したのですが、六甲山のふもとにあるキャンパスへ通うために学生は最寄駅から1km以上の坂道を登ることとなったのです。

これは非常に不便であったため、学生有志が自動車研究会を作って運転免許を取り、卒業生からの寄付もしくは市バスを安く譲り受けて、学生が学生のために(もちろん大学当局の承認を受けて)スクールバスを運行する計画を立てました。これが実現されたのかどうかは明確ではないのですが、実現していればこれが日本で最初のスクールバスということになります。