都バスで「一番長い系統」と「一番短い系統」はどこ?

2017年02月08日

都バスで「一番長い系統」と「一番短い系統」はどこ?

都バスで「一番長い系統」と「一番短い系統」はどこ?

東京都民の公共交通として活躍する「東京都営バス(都バス)」。その路線は網の目のように広がっているのですが、その中で「一番長い系統」と「一番短い系統」はどこなのでしょうか?

都バス系統の平均距離は8.3km

首都東京に網の目のように広がる「東京都営バス(都バス)」の路線網。当然そのスケールは大きく、平成27年4月1日現在の営業キロは737.7km、総系統数129系統、系統総長1,071.8km、平均系統長8.3km、停留所数1,546箇所となっています。ではこの数ある路線(*注1)の中で、一番長い系統はどのぐらいの距離で、どのあたりを走っているのでしょうか? 逆に一番短い系統はどこにあるのでしょうか?

*注1:「路線」と「系統」の違い
どちらも乗合バスが運行される区間や経路を示す言葉ですが、一般的には「路線」の方が包括的な意味合いを持ち、「系統」の方がより細かいルートを表します。例えばA町からB町へ行くバス便の中に、C町を経由する便とD町を経由する便の2つがあったとします。この2つはどちらもA町~B町行きの1つの「路線」ですが、A町~C町~B町とA町~D町~B町の2つの「系統」を持っていることになります。

一番長い系統は全長約28.9km!

数ある都バスの路線の中で一番長い距離を走るのは、小平市の西武新宿線花小金井駅北口と青梅市の青梅車庫を結ぶ「梅70」系統です。東京都下の小平市から東大和市、武蔵村山市、瑞穂町を通って青梅市に向かう梅70系統の全長は約28.9kmで、停留所の数は80もあります。起点から終点までの所要時間は1時間40分~2時間。それでも2015年(平成27年)3月に西武柳沢駅から小平駅までの区間が廃止となり、全長は3kmほど短くなったそうですよ。

東京23区内に限れば、最長路線は北区の王子駅と新宿駅西口を結ぶ「王78」系統になります。北区、板橋区、練馬区、杉並区、中野区、新宿区の6区を横断するこの路線の全長は約18.3km。全区間の所要時間は約1時間となっていますが、交通量の多さと渋滞の激しさで有名な環七通りをひたすら走るため、状況によっては2時間かかることもあります。よって始発から終点まで乗り切る人は、よほどのマニアに違いありませんね。

一番短い系統は約1.25km?

一番短い路線となると、新橋駅から築地中央卸売市場までの「市01」系統が挙げられます。築地市場が休みの日曜、祝日は運休となるこの系統の路線距離は片道およそ1.25kmで、5~6分で到着します。なお、この系統は市場の場内へグイグイ入っていきますし、循環路線なので降りなくても新橋駅まで戻れますから、朝の築地市場の光景を車窓から見るためだけに乗ってみるのも楽しいと思います。

実はもっと短い距離の路線もあるんですよ。それは新宿駅西口と東京都庁を結ぶ循環路線の「CH01」系統です。新宿駅から都庁までは800mほどの距離ですから、CH01系統の路線距離は片道1kmもありません(循環ルートで約1.9km)。ではなぜこちらを最初に挙げないかというと、CH01系統は区分がシャトルバスで、運賃が割安の190円だからです。210円の通常運賃であれば市01系統が最短になります。

ちなみに路線距離は多少長くなりますが、所要時間が市01よりも短い系統があります。それは「学05」という系統で、目白駅前と日本女子大を結びます。この間の距離は片道約1.5kmで、なんと途中にバス停はありません。つまり学05系統は付属の幼稚園や小学校を含めた日本女子大関係者専用の路線バス(学バス:運賃180円)なのです。起点から終点までの所要時間は目白通りを直進するだけなので、なんと3分弱という驚異の短さ!でも歩いたら20分はかかりますから、学生さんたちにとって大変ありがたいバスなのです。