コミケに行くなら名物の「DJ都バス」に乗らなきゃね

2017年02月15日

コミケに行くなら名物の「DJ都バス」に乗らなきゃね

コミケに行くなら名物の「DJ都バス」に乗らなきゃね

都バスの臨時系統の中でも「国展」系統は群を抜く存在です。特に年2回開催される「コミックマーケット」で運行される国展系統には、「DJ都バス」と呼ばれる素敵な運転手さんがいるんですよ。

臨時バスの中でも群を抜く「国展」系統

都営バスに数ある「臨時バス」の中でも、「国展」系統は運行便数、動員車両数ともに群を抜いた存在です。国展系統とは、文字通り日本最大のコンベンション施設として約8万平方メートルの総展示面積を持つ江東区有明の「東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)」と、東京駅八重洲口などの主要駅を結ぶ臨時系統で、大規模なイベントが開催されると都内の各営業所からも車両を集めて便数を確保します。東京国際展示場へは新交通ゆりかもめと東京臨海高速鉄道りんかい線の鉄道でも行けますし、都バスも3系統の定期路線を運行しているのですが、会場の器が大きいだけに、人気のイベントともなれば相当な数の臨時バスを走らせないとまかないきれないのです。

「コミケ」開催日には専用の国展系統が

そのような人気のイベントの中でも、8月と12月に開催される「コミックマーケット(通称:コミケ)」には、3日間開催で延べ50万人以上が来場します。これは1日あたりの来場者数で同展示場最大だそうです。漫画・アニメを中心に多種多様な同人サークルが自作の物品を展示、頒布するコミケの日には臨時バスが増発され、東京駅八重洲口と展示場を直結する「国展08」系統は2006年(平成18年)にコミケのために設けられました。さらに2014年(平成26年)からは、門前仲町駅を起点とする定期路線に一般の利用客が乗りきれなくなる状態を防ぐため、「国展09」系統が運行されるようになっています。

「運転手さんの車内アナウンスが面白すぎる!」

それでも来場者数があまりに多いため、これだけ臨時バスを走らせても車内は大混雑になります。そうなるとつまらないことからトラブルが起きてしまいそうですが、ここ数年はバスに乗ることを楽しみにしている来場者が増えてきています。その理由は「運転手さんの車内アナウンスが面白すぎる!」からなんですって。今では名物となり、コミケが開催されるたびにインターネット上にまとめ記事がつくられるほど盛り上がっています。

例えば車内が混雑してくると、

「お客様、このバスにより多くの方に乗っていただくためにも、コミケカタログ1冊分だけでも良いのでお詰めください」

展示場が近づいてくると、

「神秘と欲望の逆三角形、東京ビッグサイトが近づいて参りました」

帰りのバスでは、

「これから東京駅という現実へ向けて出発いたします」

乗客との掛け合いもあって、

運転手「皆さま、買い物は楽しめたでしょうか?」
乗客「楽しめましたー!」
運転手「それは良かったですね!私も昨日は一般参加をして楽しめました」
乗客「え~!?」

その名もDJポリスならぬ「DJ都バス」!

もちろん他にもコミケ参加者の気持ちを汲んだ粋な車内アナウンスが目白押しで、満員でイライラして当然の車内でも、乗客の皆さんはしっかりとマナーを守ってくださるそうです。なんと終点に到着して運転手さんが最後の挨拶をすると、乗客からは拍手が起きて、全員で「ありがとうございましたー」と言って降りるほどなのです。

このようなことから2013年サッカーワールドカップで話題になった「DJポリス」をもじって、コミケ臨時バスの運転手さんのことを「DJ都バス」と呼ぶ人もいます。運転手さんが独自に始めたサービスなので全てのバスがそうではないのですが、参加者を意識したアナウンスをするのは少なくとも3~4人はいるそうなので、出会うことができたらラッキーですね。幸運を信じて、コミケに行くときには都バスの臨時バスに乗ってみてください。