都バスの運賃は一律210円だと思いきや、実は違うんです

2017年03月17日

都バスの運賃は一律210円だと思いきや、実は違うんです

都バスの運賃は一律210円だと思いきや、実は違うんです

「都営バスの運賃はどこまで乗っても一律210円」だと思ったら大間違い! 23区内と多摩地区では運賃体系が異なりますし、23区内でも210円より安い運賃で乗れる“割安系統”があるのです。

23区と多摩地区の運賃体系は違うのだ!

都営バスの運賃といったらいくらでしょうか?「そんなの一律210円に決まってるじゃない!」という声が聞こえてきますが、それは東京23区内のお話でして、その外側では運賃体系が異なっています。都営バスは青梅市を中心とした多摩地区でも運行しており、23区内の均一制運賃とは違って対キロ区間制運賃を採用しているのです。ですから多摩地区の都営バスは初乗り大人180円(IC 175円)で、その後は乗車区間に応じて金額が上がっていきます。乗降方法も後ろのドアから乗って整理券を取り、指定された運賃を払って前のドアから降りるスタイルなんですよ。

「多摩地区はそうなのかもしれないけど、23区内だったら運賃は一律210円でしょ!」またまたそんな声が聞こえてきますね~。確かに23区内の“一般系統”であれば、運賃はどこまで乗っても大人210円(IC 206円)です。でもね、実はもっと安い運賃で乗れる“割安系統”というものもあるんですよ。以下にご紹介してみましょう。

「学系統」は180円!一般系統より30円安いぞ

「学系統」とは文字通り学生さんの通学を支援するために設けられた路線バスで、23区内に6つの系統があります。1949年(昭和24年)から運行が始まり、1974年(昭和49年)までは一般系統の半額でした。それ以降は30円引きとなり、現在は大人180円(IC175円)で利用することができます。そしてそして!この学系統は誰が乗っても180円でOKなのです。高田馬場駅前~高田馬場二丁目~早稲田大学正門の学02系統や、渋谷駅前~国学院大学前~日赤医療センター前の学03系統などは便数も豊富で、学生ではない一般乗客の方にも人気です。

「CH01系統」は20円安い190円だ!

都営バスには「シャトルバス」と呼ばれる区分もあります。それが新宿駅西口~都庁第一本庁舎~都庁第二本庁舎~都議会議事堂~新宿駅西口と循環する「CH01系統」です。こちらはルート長が約1.9kmという都営バスの中でもトップクラスの短い路線で、1991年(平成3年)に都庁舎が現在地に移転した際に設けられました。最初は一般系統と同じ運賃でしたが、翌年の運賃改定で一般系統が20円値上がりしてもなぜかCH01系統は据え置きとなり、それからはずっと一般系統よりも20円安い運賃に設定されています。ゆえに現在のCH01系統の運賃は190円(IC 186円)となります。

「AL01系統」の運賃はなんとワンコイン!

都営地下鉄新宿線東大島駅と近隣の江戸川区小松川の住宅街を循環する「AL01系統」は、なんと大人100円(IC割引なし)で利用できます。AL系統は「アクセスラインバス」という区分で、1999年(平成11年)3月31日からバス利用者を増やすために、平日朝夕のみに通勤通学の足として1年間の期限付きで運行が始まりました。バス停の間隔を約100mおきに設定するなど、それまでの都営バスにはなかった施策が人気を博し、今も100円のままで続いています。

2000年(平成12年)12月には東京地下鉄有楽町線豊洲駅周辺を循環するAL02系統も生まれましたが、こちらは2004年(平成16年)4月に一般系統の「豊洲01系統」となり、運賃も210円となりました。ただし、「豊洲01系統指定定期券」という限定の定期券があって、1か月+4日有効で4,000円(一般系統は10,000円)で購入できます。つまり定期券なら旧AL系統の豊洲01系統も実質100円で利用できるのです。