都バスの規模って全国で何番目ぐらいなの?

2017年08月18日

都バスの規模って全国で何番目ぐらいなの?

都バスの規模って全国で何番目ぐらいなの?

首都東京の公営交通機関として古くから走り続ける「都営バス」。都内中心部であればその姿を必ず目にするのですが、その規模は全国的に見て何番目ぐらいなのでしょうか?

都内中心部であれば必ず見かける「都営バス」

1924年(大正13年)より東京都民の日常の足として多くの人々を運び続けている「都営バス」。「都バス(とバス)」の略称で親しまれ、都内中心部の山手線内側エリアであれば、クリームの地色にグリーンの帯、側面中央の楕円と下部の直線をオレンジに塗った都バス車両を必ず目にすることでしょう。何と言っても2015年(平成27年)4月現在で、1,452台の車両と129の系統を有し、その営業キロは737.7㎞、停留所の数は1,546ヵ所を誇る首都東京の公営交通機関ですからね。これだけの規模であれば全国的にもトップクラスの大きさのはずですが、はてさていったい何番目ぐらいなのでしょうか?

公営バスの中では当然全国1位!

車両数から見ると、全国1位は神奈中バス(神奈川中央交通)の2,121台、全国2位は西鉄バス(西日本鉄道)の1,844台、そして1,452台の都営バスが全国3位となります。しかし、都営バスの輸送人数は1日平均約58万5千人で、これは神奈中バスに次ぐ全国2位、公営バスに限れば車両数も輸送人数も全国1位です。やはりなかなかの大きさですね。ちなみに都営バスの営業所数は品川・渋谷・小滝橋・早稲田・巣鴨・北・千住・南千住・江東・江戸川・深川の11ヵ所、加えて7ヵ所の支所があり、2,664名の職員が働いています。企業の社員数として考えれば、これまた相当の規模であることに違いありません。

昭和40年代はもっと大規模だった

それでも1968年(昭和43年)の営業キロ987.9kmと系統数139、1972年(昭和47年)の車両数2,519台と1日平均輸送人数約130万人のピーク時に比べれば、ずいぶんと減少しています。2002年(平成14年)に乗合バスの需給調整規制が緩和されると事業者間の競争が激しくなり、2003年(平成15年)から一部営業所で東京都が出資する民間事業者「はとバス」へ業務管理委託を行うようにもなっています。さらに都営バスと同じ東京都交通局が運営する都営地下鉄や日暮里・舎人ライナーの延伸および開業も都営バス路線の廃止・減便に影響を与えました。

利便性向上で利用者数は再び増加傾向

このように都営バスを取り巻く事業環境は厳しくなっているのですが、GPSなどを用いてバスの位置情報をバス停留所の表示板や携帯電話・パソコンに提供する「バスロケーションシステム」の充実、インターネットで運行情報・経路検索・停留所地図検索などができる「都バス運行情報(tobus.jp)」のサービス、バス停留所のハイグレード化、人と環境にやさしい車両の導入など、さまざまな取り組みによって利便性の向上を図り、近年は再び利用者が増加傾向に転じてきています。これからも都営バスは公営交通機関としての社会的役割を担って、より優れたサービスを提供すべく努力を続けていくことでしょう。