都バス運行本数の最多と最少はどの路線?

2017年08月25日

都バス運行本数の最多と最少はどの路線?

都バス運行本数の最多と最少はどの路線?

129系統もある都営バス路線ですが、1日の運行本数は系統ごとにまちまちです。では、大都会東京を走る都営バスの中で、運行本数の最多と最小の路線はどこなのでしょうか?

“利用者の量”によって決められる運行本数

路線バスの運行本数は基本的に“利用者の量”によって決められます。これは至極当たり前のことで、その路線を利用したい人がたくさんいるのに運行本数が少なければ、公共交通としての役割を果たせません。逆に利用したい人が少ないのに運行本数が多くなると、これは完全に赤字路線となってしまいます。ですから事業者側は様々な要因を加味して運行本数を始めとする運行計画、つまり「運行ダイヤ」を定めるのですね。それでは大都会東京を走る都営バスの中で、運行本数の最多と最小の路線はどこなのでしょうか?今回は2017年(平成29年)1月現在におけるそのトップ3をご紹介してみます。

運行本数最多路線のトップ3!

● 第1位・・・「都01系統」=273本/日(平日)

運行本数最多路線の第1位は、渋谷駅前~南青山7丁目~西麻布~六本木駅前~赤坂アークヒルズ~溜池~新橋駅北口~新橋駅前を結ぶ「都01系統」です。その平日の運行本数は、渋谷駅前午前6時30分の始発から午後10時40分の最終まで、1日なんと273本にも上ります。午前8時台には28本の出発便が設定され、約2分間隔で次から次へと発車していきます。なぜこんなに運行本数が多いかというと、渋谷~六本木間および六本木~新橋間には直通の鉄道(地下鉄)が走っておらず、乗り換えをしなければならないため、1本で行ける都01系統の利便性が高いためです。

● 第2位・・・「東22系統」=207本/日(平日)

第2位は、錦糸町駅前~住吉駅前~東陽町駅前~門前仲町~東京駅丸の内北口を結ぶ「東22系統」です。1日の運行本数は207本。ただし、そのほとんどは錦糸町駅前~東陽町駅前間の折り返し便で、東京駅丸の内北口から錦糸町駅前方面に出発する本数は64本/日と、いたって普通です。やはり錦糸町駅や東陽町駅のある墨田区や江東区には南北に走る鉄道がないので、路線バスの利用率が高いのでしょう。それゆえ錦糸町駅前には都バス最多の18系統が発着し、ある意味で“都バスの聖地”的な存在となっています。

● 第3位・・・「品99系統」=204本/日(平日)

わずかな差で第3位となったのが、204本/日の「品99系統」です。品川駅港南口から東にある品川埠頭を回り、再び品川駅港南口へと戻る1周6.680kmの短距離循環路線ですが、沿線には火力発電所や清掃工場、物流倉庫などが立ち並び、さらに近年では大型マンションの建設も進んで人口が増加したため、通勤利用と生活利用で多くの人々に利用されています。そして2003年(平成15年)に東京入国管理局がこの地に移動してきたことで外国人の利用者も増え、平日の午前8時台は21本と約3分間隔での運行となっています。

運行本数最少路線のトップ3!

● 第1位・・・「品98丙系統」=1本/日(平日・土曜日)

都バスにも地方の過疎地域のように、1日たったの1本という路線があります。それが運行本数最多路線第3位の品99系統と同じ品川駅港南口を発着点とする「品98丙系統」です。品98系統は品川駅港南口と公設卸売市場の大田市場を結ぶ路線ですが、品98丙系統はその間を国道357号経由で直行する急行系統になります。市場休場日を除く平日と土曜日の早朝午前5時32分に品川駅を出発して、午前5時50分に大田市場を出る1往復だけの大変珍しい路線です。

● 第2位・・・「梅77丙系統」=2本/日(平日・土日祝)
● 第3位・・・「梅77丁系統」=4本/日(平日・土日祝)

多摩地区を運行する「梅77系統」には、裏宿町~河辺駅北口の「梅77甲」、青梅駅前を起終点とする駒木町循環の「梅77乙」、東青梅駅前~青梅駅前の「梅77丙」、青梅駅前~河辺駅南口の「梅77丁」の4つの運行系統があり、JR青梅線の河辺駅から青梅駅エリアに広がる複数の路線の集まりとなっています。もともとの梅77系統は河辺駅北口~吹上~青梅駅~駒木町~東青梅駅という循環に近い路線で、その北側部分を梅77甲が、南側部分を梅77丙が受け持ちます。ただし、南側部分のメインは駒木町循環の梅77乙で、梅77丙は1日を通して2本だけ(東青梅駅前発平日10:00および13:15)の運行です。梅77丁は河辺駅北側にある総合病院へ足を確保するための路線であり、1日の運行本数は4本(青梅駅前発平日8:00・9:50・15:00・17:40)だけとなります。