バスロケーションシステムってなんだ?

2017年08月30日

バスロケーションシステムってなんだ?

バスロケーションシステムってなんだ?

バス嫌いの人は「いつ来るか分からないバスを待つのはストレスが溜まるから嫌だ!」と言います。でもそれはもはや昔の話。今は「バスロケーションシステム」から大丈夫なんです!

イライラしながら待つのは嫌だ!

「バスは時間通りに来ないし、いつ来るか分からない。そんなバスを待つのはストレスが溜まるから嫌だ!」バス嫌いの人がよく言うセリフです。路線バスはどうしても道路状況や天候の影響を受けてしまいますから、鉄道など他の公共交通に比べて定時性の確保が難しく、利用客はバス停でイライラしながらバスを待っていたものでした。

でもそれはもはや昔の話で、現在の路線バスは目的のバスの接近状況や到着予測時刻がリアルタイムで分かるようになっています。それを可能にしたのが今回ご紹介する「バスロケーションシステム」です。

車載GPSから位置情報をサーバーへ送信

無線通信やGPSなどを利用してバスの位置情報を収集し、そのデータを運行管理に役立てるバスロケーションシステムは、1978年(昭和53年)5月に新宿駅西口バスターミナルに乗り入れていた都営バス、東急バス、京王バス、関東バス、西武バスの5社共同による試験導入から始まりました。

そしてその後のIT(情報技術)の進化とともにグレードアップが繰り返され、現在の都営バスでは約1,500台の車両にGPS受信機が装備され、携帯電話回線(NTTドコモFOMA)を介して秒単位で測位した位置情報をセンターサーバーへ送信、そこから再び携帯電話回線を介して、バス停の標柱に転送します。

バス停標柱の装置でリアルタイムの状況を表示

接近表示装置が付けられたバス停の標柱では、運行中の車両が3つ手前のバス停に到着した時点からバスマークによってその車両の現在位置を表示し、同時に自分のいるバス停に到着するまでの時間や主要バス停および終点までの所要時間などが表示されます。

ただし、すべてのバス停に接近表示装置が取り付けられているわけではなく、バス車両がいくつ手前のバス停にいるかだけを数字で表示する簡易型接近表示装置のバス停も増えています。以前のシステムでは実際の車両の位置との間にタイムラグが生じていましたが、携帯電話回線を利用したことでリアルタイムの情報が提供可能となりました。

スマホがあればいつでもどこでも情報取得!

さらに都営バスでは、携帯電話やパソコンで車両接近情報や時刻表、到着予測時間、ルート検索などを確認できる「都バス運行情報サービス(tobus.jp)」を公開しています。2013年(平成25年)からは急増するスマートフォン向けに最適化したサイトの公開も始まりました。これによってバス停まで行かなくても、いつでもどこでもバスの接近情報を得ることができるようになったわけです。

ちなみに都営バスは全路線の車内で無料Wi-Fiサービスが利用できます。今はもうイライラしながらバスを待つなんてことはないのですよ。