時代の最先端を行く都バス車両の歴史(2000年代)

2017年10月25日

時代の最先端を行く都バス車両の歴史(2000年代)

時代の最先端を行く都バス車両の歴史(2000年代)

2000年代の都バス車両は低床化が進み、2013年には全車両がノンステップバスとなりました。さらに低公害車両の主役はCNGバスからハイブリッドバスへと移り変わっていきます。

2001年度~2003年度の採用車両

1990年代後半から都バス車両はノンステップ化が進み、1999年(平成11年)にはディーゼルエンジン車よりも大幅に有害物質の排出が少なくなる圧縮天然ガスを燃料としたCNGバスにおいても、屋根上に燃料タンクを搭載する事が可能となったことからノンステップ化が可能となりました。なお、ノンステップバスの仕様はかつての都市新バス仕様と同じエアサスの逆T型窓となったため、2000年代からは都市新バス専用車両は造られなくなりました。以下が2001年度~2003年度に採用された車両です。

■ いすゞ自動車
「KL-LV834L型(2001年~)」
全長10,425mm/ホイールベース4,800mm/6HK1-TCC型直6エンジン/出力260PS。CNG車も含む。

「KL-LV280L1改型(2001年~)」
全長10,425mm/ホイールベース4,800mm/ 8PE1-N型V8エンジン/出力240PS。

■ 日野自動車
「KL-HR1JNEE型(2001年~)」
全長10,490mm/ホイールベース5,480mm/ J08C型直6エンジン/出力220PS。全幅が2,300mmと中型車幅でありながら(大型車は2,490mm)、全長は10.5m近い中型ロングタイプ。

■ 三菱自動車
「KL-MP37JK型(2001年~)」
全長10,455mm/ホイールベース4,800mm/ 6M70型直6エンジン/出力250PS。CNG車も含む。

「KL-MP37JM型(2001年~)」
全長10,955mm/ホイールベース5,300mm/ 6D22型直6エンジン/出力250PS。全長がJK型よりも500mm長いRH01系統(渋谷駅前~六本木ヒルズ)専用車両。

「KK-MK27HM型(2002年~)」
全長10,490mm/ホイールベース5,560mm/ 6M61-3型直6エンジン/出力225PS。全幅2,300mmの中型ロングタイプ。

■ 日産ディーゼル
「KL-UA272KAM型(2001年~)」
全長10,480mm/ホイールベース4,800mm/ MD92TA型直6TIエンジン/出力260PS。CNG車も含む。

「KL-UA452KAN改型(2001年~)」
全長10,520mm/ホイールベース4,800mm/ PF6HTA型直6TIエンジン/出力240PS。

「KL-JP252NAN改型(2001年~)」
全長10,765mm/ホイールベース5,560mm/ FE6TA型直6TIエンジン/出力240PS。全幅2,365mmの中型ロングタイプ。

2004年度~2006年度の採用車両

2004年(平成16年)度からは、営業所・支所ごとに指定メーカーの車両を購入、配置するのではなく、一般競争入札による車両購入方式に変わりました。そのため、その年度ごとに同じ車種が全営業所・支所に配置されるようになります。以下が2004年度~2006年度に採用された車両です。

「いすゞPJ-LV234L1型(2004年~)」
全長10,425mm/ホイールベース4,800mm/ 6HK1-TCC型直6TIエンジン/出力260PS。CNG車も含む。

「日野PJ-KV234L1型(2005年~)」
全長10,425mm/ホイールベース4,800mm/ 6HK1-TCC型直6TIエンジン/出力260PS。

いすゞの大型バス車両は「エルガ」、日野は「ブルーリボンII」という車種なのですが、いすゞ自動車と日野自動車のバス製造事業統合によって、このPJ-LV234L1型とPJ-KV234L1型からエルガとブルーリボンIIは統合車種という位置づけになりました。そのため外観はまったく同じで、両車の識別は困難です。そしてここから行先表示器にLEDが本格採用されています。

「日産ディーゼルADG-RA273KAN(2005年~)」
全長10,490mm/ホイールベース4,800mm/ MD92TJ型直6TIエンジン/出力300PS。排出ガスを浄化させる尿素SCRシステムを搭載。

「日産ディーゼルPKG-RA274KAN(2006年~)」
全長10,490mm/ホイールベース4,800mm/ MD92TJ型直6TIエンジン/出力300PS。

「三菱KL-MP37JK(2006年~)」
全長10,455mm/ホイールベース4,800mm/ 6D24-CNG型直6エンジン/出力230PS。CNGノンステップバス。

2007年度~2008年度の採用車両

2007年(平成19年)度からはハイブリッドシステムを搭載したノンステップバスの採用が始まり、CNGバスの購入は2006年(平成18年)度で終了しました。CNGバスは臨海営業所に集約され、必要のなくなったCNG充填設備は撤去されています。また、2007年度からドライブレコーダーが装備され始めました。2007年度~2008年度に採用された車両は以下の通りです。

「日野PKG-KV234N2(2007年~)」
全長10,780mm/ホイールベース5,300mm/6HK1-TCC型直6TIエンジン/出力260PS。新長期排出ガス規制に適合し、2015年(平成27年)度を基準達成の目標年度とした「平成27年度燃費基準」の達成車。

「日野BJG-HU8JLFP(2007年~)」
全長10,525mm/ホイールベース4,800mm/J08E-1M型直6TIエンジン/出力240PS。ハイブリッドノンステップバス。平成17年新長期排出ガス規制に適合。

「日産ディーゼルPKG-RA274KAN(2008年~)」
全長10,490mm/ホイールベース4,800mm/MD92TJ型直6TIエンジン/出力300PS。

「いすゞPDG-LR234J2(2008年~)」
全長8,990mm/ホイールベース4,400mm/6HK1-TCN型直6TIエンジン/出力240PS。全幅2,300mmの中型車両。

2009年度~2015年度の採用車両

これまで数多くの都バス車両を製造してきた日産ディーゼルが2010年(平成22年)にバス製造事業から撤退したため、2009年度以降の車両は「いすゞ」「日野」「三菱」の3メーカーだけとなりました。ノンステップ化も順調に進んで、2013年(平成25年)4月1日をもって全車両がノンステップバスとなり、低公害車もCNGバスからハイブリットバスに変わっていきます。さらに、2009年度の採用車両から、後方視界をモニターで確認できるバックアイカメラの導入が始まりました。以下が2009年度~2015年度の採用車両です。

「いすゞLKG-LV234L3(2010年~)」
全長10,425mm/ホイールベース4,800mm/6HK1-TCC型直6TIエンジン/出力260PS。

「いすゞQPG-LV234L3(2012年~)」
全長10,425mm/ホイールベース4,800mm/6HK1-TCC型直6TIエンジン/出力260PS。

「いすゞQQG-L234L3(2012年~)」
全長10,425mm/ホイールベース4,800mm/6HK1-TCC型直6TIエンジン+HB1モーター/出力260PS+44kW。パラレル式ハイブリッドバス。変速機は6速AMT(自動変速式マニュアルトランスミッション)。

「日野BJG-HU8JLFP(2009年~)」
全長10,525mm/ホイールベース4,800mm/J08E-1M型直6TIエンジン/出力240PS。ハイブリッドノンステップバス。平成17年新長期排出ガス規制に適合。

「日野LJG-HU8JLGP(2010年~)」
全長10,525mm/ホイールベース4,800mm/J08E-1M型直6TIエンジン/出力280PS。パラレル式ハイブリッドバス。平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)適合車。

「三菱LKG-MP37FK(2010年~)」
全長10,510mm/ホイールベース4,800mm/6M60(T2)型直6TIエンジン/出力270PS。平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)適合車。

「三菱QKG-MP37FK(2012年~)」
全長10,510mm/ホイールベース4,800mm/6M60(T2)型直6TIエンジン/出力280PS。平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)適合車。