都バスの営業所がいくつあるか知ってますか?

2017年11月06日

都バスの営業所がいくつあるか知ってますか?

都バスの営業所がいくつあるか知ってますか?

「営業所」は路線バスの運行に無くてはならない“基地”のようなものです。では、129の系統と1,452台の車両を有する都営バスには、いったいいくつの営業所があるのでしょうか。

「営業所」はバス運行のベースとなる“基地”

路線バスの運行には「営業所」が欠かせません。営業所には車両を留め置くための車庫を始めとして、燃料スタンドや洗車場、点検や修理のための整備工場などがあり、安全輸送の責任を負う運行管理者と車両および車庫施設の点検整備などの責任者となる整備管理者が、バス車両の運用と乗務員およびその仕業を管理しています。まさに営業所はバス運行のベースとなる“基地”のような存在なのです。

都営バスは東京23区内と多摩地区の一部で運行しており、その広大な営業エリアを129の系統と1,452台の車両でカバーしています(平成27年4月1日現在)。そしてそれらを管理するのが11ヶ所の営業所と7ヶ所の支所です。その名称および所在地を以下にご紹介してみましょう。

都営バス11ヶ所の営業所と7ヶ所の支所一覧

● 品川自動車営業所(略記号:A) 所在地:品川区北品川1-5-12
● 渋谷自動車営業所(B) 渋谷区東2-25-36
● 渋谷自動車営業所新宿支所 (C) 新宿区西新宿3-19-1
● 小滝橋自動車営業所杉並支所 (D) 杉並区梅里1-14-22
● 小滝橋自動車営業所(E) 中野区東中野5-30-2
● 北自動車営業所練馬支所(F) 練馬区豊玉上2-7-1
● 千住自動車営業所(H) 足立区梅田2-3-11-101
● 南千住自動車営業所(K) 荒川区南千住2-33-1
● 江東自動車営業所(L) 墨田区江東橋4-30-10
● 北自動車営業所(N) 北区神谷3-10-6
● 巣鴨自動車営業所(P) 豊島区巣鴨2-9-8
● 江戸川自動車営業所臨海支所(R) 江戸川区臨海町4-1-1
● 深川自動車営業所(S) 江東区東雲2-7-41
● 早稲田自動車営業所(T) 新宿区西早稲田1-9-23
● 江戸川自動車営業所(V) 江戸川区中葛西4-9-11
● 早稲田自動車営業所青梅支所(W) 青梅市森下町554
● 品川自動車営業所港南支所(Y) 港区港南4-7-1
● 南千住自動車営業所青戸支所 (Z) 葛飾区白鳥1-8-1

戦前からの歴史を持つ老舗営業所

1924年(大正13年)に事業が始まった都営バスに本格的な車庫ができたのは1928年(昭和3年)のことで、浜松町・渋谷・新宿・大塚・新谷町の5ヶ所でした。現在の渋谷と新宿は当時から続く営業所・支所です。千住営業所も1935年(昭和10年)に交通局の事業拡張に伴って開設されたという長い歴史を持っています。品川、小滝橋、練馬、江東の営業所・支所も戦前に開設されたものですが、品川と江東は民営の東京地下鉄道(青バス)が、小滝橋と練馬は東京環状乗合自動車が開設しました。それらが1942年(昭和17年)の陸上交通事業調整法に伴う統合によって、都営バス(当時は東京市営バス)に引き継がれたのです。

営業所の開設理由は様々

1950年代になると戦後復興が進み、東京の人口は郊外へと広がっていきました。都営バスも郊外エリアでの運行体制を強化すべく、青梅、青戸の支所が誕生します。1960年代~1970年代には都電および都営トロリーバスの廃止が進められたことで、代替輸送を行うために都電営業所の跡地に杉並、南千住、巣鴨、早稲田、江戸川の営業所・支所を開設しました。また、高度経済成長期以降には広い敷地を求めて統合や移転をする営業所もあり、北、臨海、深川、港南などはそのパターンです。

なお、都営バスの経営効率化のため、2003年(平成15年)から毎年4月に東京都が出資する「はとバス」への業務管理委託を行っています。これまでに杉並支所(2003年)、臨海支所(2004年)、青戸支所(2006年)、港南支所(2008年)、新宿支所(2009年)が委託されました。つまり、これら5支所に勤務する運転手さん、整備士さん、事務員さんたちは都営バスの制服に身を包んではいるものの、実は皆、はとバスのスタッフなのですよ。