福岡の路線バスは高速道路を走るってホントですか?

2018年02月07日

福岡の路線バスは高速道路を走るってホントですか?

福岡の路線バスは高速道路を走るってホントですか?

福岡市の路線バス運行を一手に担う「西鉄バス」。幹線道路にその姿があふれるだけでなく、立ち乗り客を乗せたまま高速道路も走り、出入口では“バス渋滞”まで起こります。これホントなんですよ。

西鉄バスの運行本数は半端ない!

西日本最大のバス会社で、グループ全体では日本一の規模を誇る福岡市の「西日本鉄道(西鉄バス)」。人口150万人を突破した大都市内の路線バス運行をほぼ一手に担い、朝夕のラッシュ時には1分に1本以上!のウルトラ高頻度で運行される系統も多数あります。そのため幹線道路に西鉄バスの姿が途絶えることはなく、一部では「バスのおかげで道路が渋滞する」と揶揄されるほどです。もちろんバスのおかげでマイカーを抑制できているとも考えられるので、西鉄バスが渋滞の元凶というのは言いがかりっていうものでしょう。でもそう思われてしまうほどの本数が福岡の街を走っているのです。

本当に高速道路を一般路線バスが走ります

さらに驚きなのが、一般道路のみならず高速道路(福岡高速道路)までも西鉄の路線バスが普通に走っていて、路線が集中する呉服町出入口などでは、それこそ“バス渋滞”が起きていることです。これは「路線バス=一般道路、高速道路=高速バス」という認識を持つ関東や関西の人から見ると非常に衝撃的なことで、第一に高速道路を走るバスはシートベルトの付いた座席に定員乗車、立ち乗りは法律的に許されていないだろ!と考えますし、それが渋滞するほどの量で運行しているのは驚き以外の何物でもありません。これって本当にOKなのでしょうか?

「都市高速道路」だからOKなのです

もちろんこれはOKです。西鉄バスが法律違反をして路線バスを運行するはずがありませんものね。確かに路線バスが走る福岡高速道路は自動車のみに通行が限定され、一般道路から出入口制限された有料道路ではありますが、高速道路として法律で定義される「高速自動車国道」とは異なった「都市高速道路」なのです。そのためあくまでも自動車専用道路の範疇に属し、制限速度も騒音問題などの観点から時速50〜60kmの区間が多く、信号機つきの交差点があったりもします。ですから法令上は一般道路となり、普通の路線バスと同じように立って乗車することも可能なのですよ。

都市高速道路は福岡の他にも首都高速道路、阪神高速道路、名古屋高速道路、北九州高速道路、広島高速道路の5つがあります。北九州高速道路でも西鉄バスは一般路線バスを運行していますし、名古屋高速道路では名古屋市営バスが、埼玉県内の首都高速道路では東武バスウエストが一般路線バスを走らせています。

立ち乗りで見る高速道路からの眺望もオツなもの

それでも福岡ほど大量のバスが都市高速道路を走っているところはありませんから、関東や関西の人は驚いちゃうんですね。でも、立ち乗りで高速道路から車窓を眺められる経験ができるのは悪くないですよ。天神北ランプからヤフオクドーム方面に向かった路線が通る荒津大橋付近からの眺望は素晴らしいですし、他にも博多湾に面した埠頭の工業地帯やちょっとした夜景を楽しむことだってできます。福岡の人にとっては当たり前の高速道路走行ですが、県外の人もぜひ一度乗ってみてくださいね。