博多祇園山笠では白バイが西鉄バスを先導します

2018年03月07日

博多祇園山笠では白バイが西鉄バスを先導します

博多祇園山笠では白バイが西鉄バスを先導します

福岡県福岡市の博多区で7月に開催される「博多祇園山笠」。山笠が舁ける際には博多市内の主要道路に全面的な交通規制が敷かれます。でも大博通を運行する西鉄バスは白バイの先導のもとに運行するんですよ。

「博多祇園山笠」とは

「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」は、毎年7月1日から7月15日にかけて福岡県福岡市の博多区で開催される伝統的なお祭りです。「櫛田神社祇園例大祭」が正式な名称で、諸説はありますが鎌倉時代の1241年(仁治2年)に博多で疫病が流行した際、聖一国師という偉いお坊さんが町民に担がれた木製の祭壇の上から水をまいて町を清め、疫病退散を祈祷したことを発祥とするそうです。

つまり博多祇園山笠は700年以上800年近くの歴史を有しており、国の重要無形民俗文化財に指定されているのはもちろんのこと、2016年(平成28年)には全国の33の祭りとともに「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されています。

博多の街が異様な熱気に包まれます

その最大の見どころは、何と言っても法被に締め込み姿の男衆が「山笠」を担いで市内を駆け回る「山笠舁(か)き」ですね(「舁く」とは「担って駆ける」の意)。数トンもある絢爛豪華な神輿や山車状の山笠を、魂のこもった「おっしょい!」「おいさっ!」の掛け声に合わせて勇ましく舁き回す男衆からは凄まじいエネルギーがほとばしり、博多の街は異様な熱気に包まれます。

山笠が舁けるのは7月10日から15日で、最終日の15日には山笠を担いで約5kmの道のりを走破するタイムトライアルレース、その名も「追い山」が早朝から行われ、12日にはそのリハーサルである「追い山ならし」が午後に行われます。

山笠が舁ける時は交通規制がかかるのですが

博多祇園山笠は毎年5月に開催される「博多どんたく」とともに、福岡博多を代表する伝統の祭りとして地域に深く根付いていますので、7月10日から15日の山笠が街を舁ける時間帯は博多市内の主要道路で全面的な交通規制が敷かれます。国体道路や明治通は全面通行止めとなり、博多の主要交通機関として高頻度で運行されている西鉄バスも駅前通、昭和通への迂回運行を強いられます。

しかし、博多駅から天神・博多港に延びる片側4車線の大博通においては、付近にバスが通行できる適切な迂回路がありません。それでもここを走るバスは博多の人々の生活の足として重要な路線ですから、特別な措置が取られます。

白バイがバスを先導していきます

その措置がどのようなものかというと、一般車両を通行止めにした状態で山笠が通過するタイミングを見計らい、待っていた複数台の西鉄バスだけが“白バイの先導”のもとに悠然と通行していくのです。ですからこのタイミングにうまく合えば、バスの最前席は最高の山笠見物特等席になります。沿道はものすごい数の見物客で大変なことになっていますので、ラッキーこの上ない!ったらありません。

それにしてもこのような一大イベントの中でバスだけが通行を許されるというのは、どれだけバスが市民生活を支える交通機関として認知されているかの証でもあります。博多祇園山笠を見に行った際には、ぜひこの西鉄バスの勇姿?も見てくださいね。