ローカルバス路線紹介・・・「長岡駅前~柏崎駅前線(越後交通)」

2018年06月20日

ローカルバス路線紹介・・・「長岡駅前~柏崎駅前線(越後交通)」

ローカルバス路線紹介・・・「長岡駅前~柏崎駅前線(越後交通)」

全国各地のローカルバス路線にスポットを当てていくこのシリーズ、今回は新潟県の越後交通が運行する「長岡駅前~柏崎駅前線(日赤・西山経由)」です。あの不世出の政治家ゆかりの路線なんですよ。

田中角栄氏とつながり深い「越後交通」

今回ご紹介するローカルバス路線は、新潟県長岡市に本社を置く越後交通(えちごこうつう)株式会社の「長岡駅前~柏崎駅前線(日赤・西山経由)」です。ご存知の方も多いと思いますが、越後交通は1972年(昭和47年)~1974年(昭和49年)に第64・65代内閣総理大臣として就任した田中角栄氏が、かつて社長や会長を務めたバス会社でもあります。角栄氏の後援会として有名な「越山会」も、越後交通本社内に本部が置かれていました。現在の代表取締役社長は娘婿の田中直紀氏で、田中家は越後交通の主要株主となっています。

もともとは鉄道事業を行っていた会社

越後交通は1914年(大正3年)3月に中貫鉄道株式会社として設立され、同年8月に長岡鉄道株式会社へと商号が変更されました。1960年(昭和35年)10月に長岡鉄道が中越自動車ならびに栃尾鉄道を合併して越後交通株式会社が発足しています。創設時の社名でも分かるように、もともとは栃尾線や長岡線などの鉄道事業を行っていた会社で、それは1995年(平成7年)3月31日まで続きました。今は不動産関連事業など様々な分野で多角経営を行っていますが、旅客運送事業はバス事業のみです。それでも7ヶ所の営業所と地域子会社によって、中越地方全域に路線ネットワークを形成しています。

「日赤・西山経由」は越後交通の象徴

長岡駅前~柏崎駅前線には「日赤・曽地経由」と「日赤・西山経由」の2つの系統があります。日赤・曽地経由は長岡駅を起点に国道8号線をひたすら走って日本海に面する柏崎駅前を目指し、日赤・西山経由は大積バス停から国道8号線を外れて、現在は柏崎市に編入されている北側の旧西山町や刈羽村方面を回り、柏崎駅前へ向かいます。この旧西山町は何を隠そう田中角栄氏の出身地ですから、長岡駅前~柏崎駅前線(日赤・西山経由)は、すなわち田中角栄氏と深い絆を持つ越後交通の象徴とも言うべき路線になるのです。

小坂下バス停の前には角栄氏の生家が

旧西山町の県道393号沿いにある小坂下バス停の前には、角栄氏の生家があります。田中直紀・田中真紀子両氏の表札が掲げられた大きな家なので、すぐに分かりますよ。さらにここから徒歩10分ほどのところには、不世出の政治家と称される田中角栄氏の数々の偉業を讃え、遺品・遺墨などとともに後世へと伝えるべく、自らの学舎である二田小学校跡地に建てられた「田中角栄記念館」があるので、ぜひ一度足を運んでみてください。そして併設されたレストラン「角さんの台所」では、新潟県の郷土料理である「のっぺ」など角栄氏の好物料理を提供しています。もちろんお米は越後のコシヒカリです!