名前も車両も美しい!京都の女子大生御用達「プリンセスライン」

2018年09月19日

名前も車両も美しい!京都の女子大生御用達「プリンセスライン」

名前も車両も美しい!京都の女子大生御用達「プリンセスライン」

若い女性たちを乗せて京都市の中心部を走り抜ける真っ赤な路線バス。それが「プリンセスライン」です。京都女子大学のスクールバスと思われがちですが、いえいえ一般利用も全然OKなんですよ。

気品あふれる京都の街に良く似合うバスです

京都市の中心部、七条通あたりを歩いていると、若い女性たちがたくさん乗った真っ赤な車体のバスを見かけることがあります。レトロ調にデザインされた車両もあり、ボディには白字の筆記体で「Princess Line」と描かれたこの美しいバスは、気品あふれる京都の街にとても良く似合っています。

その目的地は七条通の先にある京都女子大学と付属する中学校および高校なのですが、けっして女子学生専用のスクールバスではありません。今回は普通の路線バスとはちょっと違うお洒落な車両だけれども、誰でも利用可能な京都市内の一般路線バス「プリンセスライン」をご紹介してみましょう。

女子大生御用達ですが一般利用もOKです

プリンセスラインは大阪府寝屋川市に本社を置くプリンセスライン株式会社が運行しています。もともとはセレモニー観光という社名で、主に冠婚葬祭関連の送迎を中心とした特定バスの運行を行う会社でしたが、2002年(平成14年)の改正道路運送法施行による規制緩和を受けて、2005年(平成17年)より路線バス事業に参入しました。

運行ルートは「京都女子大学前~JR京都駅八条口(11号・12号系統)」「京都女子大学前~四条河原町1(16号・17号系統)」「京都女子大学前~四条河原町2(15号系統)」「四条河原町~JR京都駅八条口(18号A・B系統)」の4つで、いずれのルートも京都市営バスなどに比べて停留所数が少なく、三十三間堂前など限られた沿線観光地にのみ停まります。そのため京都女子大学前~JR京都駅八条口は約10分で到着しますから、うまく使えば観光目的にも十分活用することができる路線バスです。

運賃は230円均一で、こちらは同区域を運行する京都市営バスなどと同額です。ただし、関西地区でメインとなるPiTaPaや関東地区のSuicaを始めとした交通系ICカードの利用はできません。回数券も自社専用のものだけになります。

基本的には中古車両が使われています

プリンセスラインのトレードマークとなっている真っ赤に塗られた車両の多くは、神戸市交通局、神戸交通振興、大阪市交通局、阪急バス、国際興業バスなどからの中古車両で、造詣の深いバスファンの方であれば、かつてのバス会社の名残を見つけることができるでしょう。それでも2007年度には創業以来初となる新車(日野・ブルーリボンII)が投入されましたし、2008年度は同社初のハイブリッドバス(日野・ブルーリボンシティ)が導入されています。

日本初の中国BYD製EVバスが走ります

他にもレトロ調バスが3台在籍していますが、特筆すべきは2015年(平成27年)2月から京都女子大学前~JR京都駅八条口の循環一周10kmのルートで運行が始まった中国BYD製の電気(EV)バス「K9」です。

世界各地で運行されているBYD製のEVバスですが、日本ではプリンセスラインが初めての導入で、K9は1回の充電で最大約250kmを走行できる性能を持ちます。動力源は電気ですから排気ガスは発生せず、古都京都の自然環境を守るクリーンなバス車両となっています。プリンセスラインは国土交通省の「電気自動車による地域交通グリーン化事業」における初の取り組みとしての補助金を活用して5台のK9を導入しました。京都を訪れた際にはぜひ乗ってみてくださいね。