仙台市営バスの車両に貼られている謎の動物ステッカー

2018年09月26日

仙台市営バスの車両に貼られている謎の動物ステッカー

仙台市営バスの車両に貼られている謎の動物ステッカー

宮城県仙台市の公共交通として市民の足となっている「仙台市営バス」。皆さんはそのバス車両に“謎の動物ステッカー”が貼ってあることをご存知でしょうか。

仙台市の公営交通「仙台市営バス」

仙台市営バスは宮城県の仙台市が経営する公営のバスです。公営企業の仙台市交通局が運行を担当し、仙台市のほぼ全域と多賀城市のごく一部を営業エリアとしています。仙台市交通局は2路線の地下鉄(東西線・南北線)も運行しており、東西線の八木山動物公園駅・薬師堂駅・荒井駅の周辺に設定された対象エリア内であれば、どのバス停で乗り降りしても運賃は一律100円となる「東西線結節駅周辺バス100円均一運賃」というサービスを行っています。

他にも仙台市中心部の一定区域内の運賃を100円均一とする「100円パッ区」や、その区間のフリー共通定期券(市営バス・宮城交通バス共通)を3,980円にする「サン・キュ・パッ区」などのサービスがあり、地下鉄との兼ね合いで厳しい経営が続く中、公共交通として市民の利便性を高める取り組みを積極的に行っているバス事業者です。

バス車両に謎の動物ステッカー?

ところで、皆さんは仙台市営バスの車両に“謎の動物ステッカー”が貼ってあることをご存知ですか。ナンバープレートの右上辺りなのですが、そこに「赤い目をしたウサギ」などを描いた丸いステッカーが貼ってあるんです。ウサギ以外にも車両によっては「まつげが可愛いニワトリ」だったり、「モフモフの羊」だったりもします。さらには「垂れ耳で赤い首輪の犬」や、「愛嬌のある顔立ちの龍」のステッカーの車両を見つけることもできます。はてさて、これっていったい何なのでしょうか?

その理由は...

実はこのステッカーの動物、仙台市営バスの営業所および出張所ごとに決められたシンボルマークなのです。なぜ「ウサギ」「ニワトリ」「羊」「犬」「龍」なのかというと、以前は「ネズミ」と「馬」もあって、「龍」は「りゅう」ではなく「たつ」ですから...もうお分かりですね。これは十二支の動物なのです。

仙台市営バスは、仙台市役所を中心に十二支の方角にある営業所に、各々の干支をシンボルマークとして与えています。現在は5つの営業所と2つの出張所があり、シンボルマークは以下の通りになります。

●「ウサギ」=東仙台営業所
●「ニワトリ」=川内営業所および白沢出張所
●「羊」=長町営業所
●「犬」=実沢営業所および七北田出張所
●「龍」=霞の目営業所

今は実沢営業所管理となっている七北田出張所ですが、1994年(平成6年)までは営業所であり、その時のシンボルマークが「ネズミ」でした。「馬」は1995年(平成7年)まで営業所で、出張所に降格した後の1998年(平成10年)に閉所となった南仙台営業所のものです。

漢字1文字での営業所表記もある

もちろん市バスの利用客にとってみれば、その車両がどこの営業所に属しているかなど関係のないことです。しかし、運営する仙台市交通局は車両の識別や管理をしなければなりません。そのために各車両へ所属先を表記するのであれば、味気ない文字表記よりも可愛い動物ステッカーの方が間違いなく親しみやすいと思います。

それでもリアガラスと中扉のすぐ右側、そして運転席後方のガラス面には、所属営業所および出張所の最初の漢字1文字だけが表記されています。これでも所属先は分かるので、デザインを優先する全面広告のラッピングバスなどに動物ステッカーは貼られていません。